EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD と FinePix 4500 Plus のスペックをレビュー

デジタルズーム倍率について

高いデジタルズーム倍率のカメラは遠くのものでも綺麗に撮影できるという点で秀でているかと思います。特に動きの速い昆虫を撮影するカメラマンが使用したいならお勧めだと思います。

デジタルズーム倍率を比べると「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は5倍であり「FinePix 4500 Plus」は3.75倍です。「FinePix 4500 Plus」と「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」はごくわずかな差しかありません。「FinePix 4500 Plus」と比べて「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」はどちらかといえば高いです。撮影した画像の一部を切り取ってコンピュータ処理で補完拡大をより高倍率にできるという点で「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」の方が「FinePix 4500 Plus」よりもどちらかといえばよいかもしれません。とはいえ通常の拡大倍率さらに被写体を拡大して撮影するのに実用上感じるほどの差はほとんど無いでしょう。

どちらかといえば「FinePix 4500 Plus」より「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」を選んだ方がいいですが通常の利用において体感差はほぼ感じません。

総画素数について

より鮮明な写真撮影ができるといった点で多い総画素数のカメラは秀でてます。より高画質な撮影をするような場合に適しています。

総画素数を「FinePix 4500 Plus」と「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」を比較すると「FinePix 4500 Plus」は432万画素であるのに対して「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は423万画素です。総画素数という点で見てみると「FinePix 4500 Plus」も「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」もほぼ差が無いでしょう。実用的な違いは無いです。

撮像素子サイズについて

色をより詳細に表現することができるので、大きい撮像素子サイズのカメラは優れた部類に入ると思います。色を詳細に表現して高画質な画像・映像を撮影する場合お勧めだと思います。

「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」と「FinePix 4500 Plus」を撮像素子サイズを比べると「FinePix 4500 Plus」は1/1.7型であり「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は1/2.5型です。「FinePix 4500 Plus」の方が「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」よりも非常に大きいイメージセンサーです。高画質な映像を撮影できるという点で「FinePix 4500 Plus」の方が「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」よりもよいです。ノイズや白とびなどが少なく、わざとぼかしを作るなどの綺麗な写真を撮影するような場合「FinePix 4500 Plus」は「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」よりかなり適しています。

「FinePix 4500 Plus」を選ぶための一つの主な判断材料となります。

動画解像度について

たくさんの画素で表現することになり、鮮明で高画質な動画を撮影できる為、高い動画解像度のカメラは優れているといえなくもないでしょう。動画も綺麗に撮影する事が出来るので、一台のカメラで動画も静止画も撮影したいという人が使用する場合に適しています。

動画解像度を比較すると「FinePix 4500 Plus」は320x240で「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は320x240です。「FinePix 4500 Plus」も「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」もほぼ同一の解像度です。実用的な違いは無いと思われます。

他の観点から見ることをおすすめします。

対応フレームレートについて

1秒間に入るコマ数を増やしてデータ容量を大きくすることができるといった点で高い対応フレームレートのカメラは優れた部類に入るかもしれません。とくに対象をなめらかに撮影する場合におすすめだと思います。

「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」と「FinePix 4500 Plus」の対応フレームレートについて比較すると「FinePix 4500 Plus」は10fpsに対して「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は20fpsです。「FinePix 4500 Plus」と「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は同じくらいです。体感上の差は無いです。

他の観点で比べたほうがよいでしょう。

本体サイズについて

小さなスペースに収納できる点で本体サイズが小さいカメラは優れていると思います。例えば外に持ち運びをしたいような時にお勧めだと思います。

「FinePix 4500 Plus」と「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」の本体サイズを比較すると「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は横:103.5mm、縦:65mm、厚さ:35mmに対して「FinePix 4500 Plus」は横:85.5mm、縦:71mm、厚さ:31mmです。「FinePix 4500 Plus」の方が「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」よりも比較的小さいです。「FinePix 4500 Plus」はコンパクトに収納できるといった点で「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」よりもやや秀でた部類に入ると言えそうです。「FinePix 4500 Plus」は「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」より小さなスペースに収納する場合におすすめといえそうです。

実際の利用を考えると「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」より「FinePix 4500 Plus」の方がややよいです。「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」より「FinePix 4500 Plus」がいいですが、決定的に優れていると言えるほどの違いはありません。

本体重量について

持ち運びが容易にできる点において本体重量が軽いカメラは優秀な部類に入ると言えるでしょう。とくに軽いので持ち運びで使用したいような時にお勧めと言えそうです。

本体重量について比べると「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は134gであり「FinePix 4500 Plus」は155gです。「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」と「FinePix 4500 Plus」の差はやや大きいです。本体重量という角度において「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は「FinePix 4500 Plus」より比較的軽いです。手軽に持ち運びができるので「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」の方が「FinePix 4500 Plus」よりもどちらかと言うとよいです。長時間の撮影による手や腕の負担を軽減したいような時に「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は「FinePix 4500 Plus」より適しているといえそうです。

実際に使う場面において「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」と「FinePix 4500 Plus」は体感値として比較的大きい違いがあります。「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」が良いと思われます。一方で非常に優れているとまでは言えません。

乾電池対応について

電源がなく充電できないような場面でも使用できる点で乾電池が使えるカメラは優れていると思います。例えば、カメラを夜間に使用中に乾電池の電圧が規格外に低下してしまった場合でも、コンビニなどで容易に乾電池を調達して使用を継続したい時にお勧めといえるかもしれません。

「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」も「FinePix 4500 Plus」も乾電池が使えるカメラです。そのためカメラを夜間に使用中に乾電池の電圧が規格外に低下したとき、コンビニで容易に乾電池を調達して使用を継続できるといった点で「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」も「FinePix 4500 Plus」も良いかもしれません。「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」も「FinePix 4500 Plus」も電池切れの際もすぐに変わりの電池が手に入るので、電池切れ時の心配をしたくないという人が使用したいなら向いていると言えるでしょう。

画面サイズについて

画角が広がり、ダイナミックでクリーンな写真を撮影できる点で大きい画面サイズのカメラは秀でているかもしれません。特に写真をその場で確認したいならオススメと言えるでしょう。

画面サイズについて比べると「FinePix 4500 Plus」は1.8インチで「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は1.6インチです。ほぼ違いはありません。感じられるほどの差はゼロと思います。

別の観点で比較したほうが良いでしょう。

最短焦点距離について

短い最短焦点距離のカメラは近距離でも焦点を合わせて撮影できるという点で優れた部類に入るかもしれません。ピントを合わせることにこだわりたい人が使用するならおすすめだと思います。

「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」と「FinePix 4500 Plus」を最短焦点距離を比較すると「FinePix 4500 Plus」は36mmであるのに対して「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は35mmです。最短焦点距離という点で見てみると「FinePix 4500 Plus」と比べて「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」はわずかに短いです。近距離を接写撮影できるので「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」の方がわずかによいと思います。被写体の距離が短い場合でも撮影したい場合についてよどほこだわりがある人でないとわからないくらいの差だと思います。

数値としては「FinePix 4500 Plus」より「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」の方が短いですが、基本的には体感できるほどの差はほとんど無いでしょう。

最短撮影距離について

焦点距離の短い広角レンズほどワーキングディスタンスが短くできる点で最短撮影距離が短いカメラはよいです。とくに画角が広くなり、写る範囲を広げることがする時、適しています。

最短撮影距離を比べると「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は85cmに対して「FinePix 4500 Plus」は60mmです。「FinePix 4500 Plus」は「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」より非常に撮影距離が短いです。近くのものにもピントを合わせて大きく撮影できる点で「FinePix 4500 Plus」の方が「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」よりも秀でているかと思います。「FinePix 4500 Plus」は「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」よりマクロ撮影を実現するような時にとてもオススメだと思います。

「FinePix 4500 Plus」を選ぶ上で重要な判断材料の一つとなります。

最短シャッタースピードについて

動きの激しいスポーツシーンで使用できるため、短い最短シャッタースピードのカメラは優れた部類に入るでしょう。手振れを防いで撮影したいならお勧めです。

最短シャッタースピードを「FinePix 4500 Plus」と「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」を比べると「FinePix 4500 Plus」は1/1000であるのに対して「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は1/2000です。「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」と「FinePix 4500 Plus」は非常に差があります。「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は「FinePix 4500 Plus」に比べてかなり短いです。動きの早いスポーツシーンの撮影ができるので「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」の方が極めてよいと言えるでしょう。「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は「FinePix 4500 Plus」より動くものを撮影する時にブレずに止まったように撮影するようなときにとてもオススメと思います。

実際に使う場面において「FinePix 4500 Plus」と「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」の体感値としての違いは遥かに大きいです。「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」にするための主な理由の一つになるでしょう。

最長シャッタースピードについて

より明るい写真を撮影することができる点で最長シャッタースピードが長いカメラは秀でていると言えるかもしれません。暗い場所の被写体でも肉眼以上の明るさで撮影する場合に適しているといえるかもしれません。

最長シャッタースピードを比べると「FinePix 4500 Plus」は0.25秒であり「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」は0.5秒です。「FinePix 4500 Plus」と「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」はほとんど同じくらいです。体感上の違いは無いでしょう。

最小F値について

F値が小さいほど速いシャッター速度で写真を撮影できるので、最小F値が小さいカメラは優れていそうです。ピントが合っている被写体以外をぼやけさせる事で、被写体を強調でき、明るい撮影をしたいときに適しています。

最小F値について比べると「FinePix 4500 Plus」はf/2.8であり「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」はf/4.5です。f/1.7もの違いがあります。「FinePix 4500 Plus」は「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」に比べてとても小さいF値です。被写体を明るく、強調させた撮影ができるという点で「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」より「FinePix 4500 Plus」の方が極めてよいといえそうです。ピントがあっている部分以外の場所がぼけやすくなり、ピントのあっている部分をより強調させた撮影をする場合「FinePix 4500 Plus」は「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」よりお勧めだと思います。

実際に使う場面で「FinePix 4500 Plus」と「EasyShare デジタルフォトソリューション C310＆PD」の実用上の違いは遥かに大きいです。「FinePix 4500 Plus」に決める一つの重要な判断材料になるでしょう。