OSMO POCKET 3 と リコー CX2 (2009) の性能比較

最小F値について

F値が小さいほど速いシャッター速度で写真を撮影できるので、最小F値が小さいカメラは優れていそうです。ピントが合っている被写体以外をぼやけさせる事で、被写体を強調でき、明るい撮影をしたいときに適しています。

「リコー CX2 (2009)」と「OSMO POCKET 3」の最小F値を比較すると「OSMO POCKET 3」はf/2であるのに対して「リコー CX2 (2009)」はf/3.5です。「リコー CX2 (2009)」と「OSMO POCKET 3」は非常に差があります。「OSMO POCKET 3」は「リコー CX2 (2009)」に比べてとても小さいF値です。背景をぼやかしたりできるので「OSMO POCKET 3」の方が大変優秀といえるかもしれません。「OSMO POCKET 3」は「リコー CX2 (2009)」より背景などをボケさせて撮影するのに向いています。

実際に使うことを想定したとき「リコー CX2 (2009)」と「OSMO POCKET 3」の体感値としての違いは遥かに大きいです。「OSMO POCKET 3」を選ぶための一つの主な判断材料になると思います。

動画解像度について

鮮明な動画が撮影できる為、高い動画解像度のカメラは優れているかと思います。動画も綺麗に撮影する事が出来るので、一台のカメラで動画も静止画も撮影したいという人が使用する場合に適しています。

動画解像度を「リコー CX2 (2009)」と「OSMO POCKET 3」を比べると「OSMO POCKET 3」は3840x2160であり「リコー CX2 (2009)」は640x480です。「リコー CX2 (2009)」と「OSMO POCKET 3」は非常に違いがあります。「OSMO POCKET 3」の方が「リコー CX2 (2009)」よりも非常に解像度が高いです。「OSMO POCKET 3」はより綺麗でリアルな動画を撮影できる点において「リコー CX2 (2009)」よりもとても優れた部類に入ると思います。「OSMO POCKET 3」は「リコー CX2 (2009)」よりスポーツの試合の白熱感を表したいカメラマンが使用したいような時におすすめといえそうです。

実際に利用する上で「リコー CX2 (2009)」と「OSMO POCKET 3」の実用上の違いはとても大きいです。「OSMO POCKET 3」を選ぶ一つの主な決め手になるでしょう。

デジタルズーム倍率について

高いデジタルズーム倍率のカメラは遠くのものでも綺麗に撮影できるという点で秀でているかと思います。撮影した画像の一部を切り取ってコンピュータ処理で補完拡大をより高倍率にするようなとき、おすすめだと思います。

「リコー CX2 (2009)」と「OSMO POCKET 3」のデジタルズーム倍率を比較すると「リコー CX2 (2009)」は4.8倍に対して「OSMO POCKET 3」は4倍です。「OSMO POCKET 3」と「リコー CX2 (2009)」はごくわずかな差しかありません。「OSMO POCKET 3」のデジタルズーム倍率より「リコー CX2 (2009)」の方が多少高いです。遠くまでズームして撮影ができるので「リコー CX2 (2009)」の方がどちらかといえば良いといえなくもないでしょう。しかしながら倍率が高く確実に撮影したい場合について大半の場合で体感できないほどの違いだと思います。

どちらかといえば「OSMO POCKET 3」より「リコー CX2 (2009)」を選んだ方がいいですが通常の利用において体感差はほぼ感じません。

手ブレ補正機能について

手ブレ補正機構を搭載しているカメラは手ブレを気にせず、ブレのないクリアな映像を撮影できるため優れた部類に入ると思います。撮影するときのわずかなカメラの動き（手の揺れ）を補正して、鮮明に撮影するような時におすすめといえそうです。

「OSMO POCKET 3」も「リコー CX2 (2009)」も手ブレ補正機構を搭載しているカメラです。手ブレを気にせずに撮影できるといった点でどちらも優秀な部類に入るかと思います。手持ち撮影による写真のブレをなくしたいとき使用するようなときにどちらもおすすめです。

最短焦点距離について

焦点距離の短い広角レンズほどワーキングディスタンスが短くできるため、最短焦点距離が短いカメラは優秀と言えるかもしれません。近い被写体の撮影が出来るので花などの写真を撮影したいと思っている人が使用する時に向いています。

「OSMO POCKET 3」と「リコー CX2 (2009)」の最短焦点距離を比べると「リコー CX2 (2009)」は28mmで「OSMO POCKET 3」は20mmです。「リコー CX2 (2009)」と「OSMO POCKET 3」はかなり違いがあります。最短焦点距離という視点において「OSMO POCKET 3」の方が「リコー CX2 (2009)」よりもかなり短い焦点距離です。「OSMO POCKET 3」は近距離を接写撮影できる点で「リコー CX2 (2009)」よりも非常に秀でた部類に入るでしょう。被写体の距離が短い場合でも撮影するような時に「OSMO POCKET 3」は「リコー CX2 (2009)」よりかなりオススメです。

実際に使うことを想定したとき「OSMO POCKET 3」の方が「リコー CX2 (2009)」よりもかなり秀でていると言えます。「OSMO POCKET 3」を選ぶ上で重要な理由の一つになります。

本体サイズについて

山登りで長距離を歩くときでも負担にならずに持ち運びできるため、小さい本体サイズのカメラは優れた部類に入るといえなくもありません。例えば外に持ち運びをしたいような時にお勧めだと思います。

本体サイズを「OSMO POCKET 3」と「リコー CX2 (2009)」を比較すると「リコー CX2 (2009)」は横:101.5mm、縦:58.3mm、厚さ:29.4mmであるのに対して「OSMO POCKET 3」は横:139.7mm、縦:42.2mm、厚さ:33.5mmです。差はわずかです。「OSMO POCKET 3」のサイズと比べて「リコー CX2 (2009)」は多少小さいです。携帯性に優れ、生活の様々なシーンを撮影できるため「リコー CX2 (2009)」の方が多少はよいでしょう。しかし持ち運びが用意なので携帯して外出する場合、どちらを選んでも大した影響はないくらいの差だと言えるでしょう。

あえて決めるなら「リコー CX2 (2009)」の方が良いですが、通常利用において体感できるほどの差はほぼないでしょう。

本体重量について

持ち運びが容易にできる点において本体重量が軽いカメラは優秀な部類に入ると言えるでしょう。とくに軽いので持ち運びで使用したいような時にお勧めと言えそうです。

本体重量について「リコー CX2 (2009)」と「OSMO POCKET 3」を比べると「OSMO POCKET 3」は179gであり「リコー CX2 (2009)」は185gです。「OSMO POCKET 3」は「リコー CX2 (2009)」に比べて多少重量が軽いです。「OSMO POCKET 3」は持ち運び時の負担を軽減できるといった点で「リコー CX2 (2009)」よりもわずかによいといえなくもありません。しかしながら旅行などで持ち歩いて撮影するとき基本的にどちらを選ぶことになっても大したことは無いくらいの違いだと思われます。

あえて選ぶなら「OSMO POCKET 3」の方が「リコー CX2 (2009)」より良いですが、通常利用において気にするほどの差はほとんどありません。